福島県での風力発電事業
昨夜、M&D社から社員 (お馴染みの苦情担当者?) と副社長(私は被害者の皆さんと遅れて入室しましたので、副社長ご本人なのかわかりませんが、たぶん、ご本人でしたでしょう)がみえました。
ここでのお話は、後日お伝えすることにしますが、被害者の方々が風車の運転を夜間だけでも停止してくださいとお願いすると
副社長は「風車からの低周波音で、健康被害が起きたことの根拠を(被害者側から)示してください。証明ができないなら、風車は止めません。」と、きっぱり言い切りました。
風車が建てられて、問題が起きてしまっていることに対して、事業者側に打開策を求めようにも、法的規制がないことを笠にしてか?逆に、被害者側からその根拠を示せとする強気の態度を取った事業者のとんでもない対応でした。
風車を建ててしまってからの事業者の対応とは、こういうものだという事例になりました。
風車からの低周波音被害により、我慢を強いられ、低周波音被害を「風車病」と名付けて、各地域に発信し続けた被害者の皆さんが、怒りの頂点に達したことは、申すまでもありません。
このことを頭に置いて、以下の要望書をご覧ください。
福島県の自然保護協会が県に提出した要望書
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5月13日13時1分配信 毎日新聞 記事
県自然保護協:風力発電に伴う健康被害対策を--県に要望書 /福島
県自然保護協会(星一彰会長)は12日、大型風力発電に伴う健康被害などの対策を求める要望書を県に提出した。県環境評価景観室は「環境影響評価はできるが、風力発電所の管理者は経済産業省なので事業者の指導は難しい」としている。
同協会によると、風力発電の風車が発する低周波音による耳鳴りや吐き気、血圧上昇などの周辺住民の健康被害(通称風車病)が、愛知県田原市や静岡県東伊豆町などで問題になっている。県内では現在、田村市といわき市、田村市と川内村にまたがる計2カ所で風力発電所が着工しており、楢葉町など3カ所で計画中だという。
要望書では、▽健康被害が起きない根拠が示されるまで計画の中断や中止を事業者に指導▽風車の低周波音による健康被害の調査や法整備を政府へ要請▽健康被害者の医療や住宅保障などの体制整備--などを求めている。【松本惇】
2009.05.16 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 風力発電