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2011年2月18日asahi.com
マイタウン 三重
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風力発電、空回り 伊勢市の4基、発電効果薄く撤去へ
環境にやさしい風力発電装置、風がなければ「空回り」--。伊勢市は、二酸化炭素の排出量削減や自然エネルギーの有効利用のために4基設置した小型風力発電装置を撤去することを決めた。維持費に比べて発電量が少なく「効果なし」と判断。新年度一般会計当初予算案に撤去費約184万円を盛り込んだ。
小型風力発電装置は、市役所本館屋上や市立倉田山中学校など4カ所に設置。このうち市役所など3カ所は、神鋼電機(現・シンフォニアテクノロジー)と共同研究して2005年に設置。市は設置費約800万円を負担した。
発電装置の上部に板を垂直に4枚取り付け、風が吹くと揚力で回る。風速の3倍で回転し、どんな方向の風でも反応する特徴があった。発電した電力をバッテリーに蓄電し、夜間照明などの電源として使ってきた。
しかし、バッテリーに不具合が発生し、市役所の発電装置は2009年春に停止。今後も年20万円以上の維持管理費が必要だが、もともと風力が弱く、発電効果が薄かった。
2011.02.21 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 風力発電