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山形新聞 2014年05月02日 13:54

風力発電、環境アセスを7カ月延長 オオタカの営巣、県の予定地周辺で確認
 県企業局が酒田市十里塚地区に計画している風力発電施設の建設予定地周辺で、環境省のレッドリストで「準絶滅危惧(きぐ)」に分類されている希少なオオタカの巣が見つかり、同局は1日、現在進めている環境影響調査(アセスメント)の調査期間を7カ月延長すると発表した。これにより2015年度内を予定していた着工が少なくとも1年以上遅れる見通し。

 環境影響評価は今年1月に開始し、動植物の生態系調査や風向・風速、窒素酸化物(NOx)などを測定してきた。以前から周辺での飛翔が確認されていたオオタカの巣らしきものが4月18日に確認され、28日に専門家(大学教授)に写真を見てもらった結果、「営巣状態」との結論に達したという。確認されたオオタカは1羽で、つがいやひなは見つかっていない。

 県企業局は12月まで予定していた調査を来年7月まで延長し、繁殖時の行動やえさ場などを調べる。調査期間の延長に伴い、環境保全対策などを盛り込む準備書と評価書の作成もずれ込み、着工も遅れるという。

 計画している風力発電施設は3基で、発電規模は計6900キロワット。同課は「建設の中止は想定しておらず、あくまで保全策を万全にすることで対応したい。営巣中は工事をやめたり、工事機器の小型化で騒音を小さくしたりなど、影響の回避・低減策を講じる。完成後も羽根部分に目印を付けるなどしてオオタカの衝突防止を図る」としている。

 一方、隣接地で風力発電施設を計画している酒田市も1日、環境影響評価の調査期間を約半年延長する方向で調整に入った。

 市は県企業局の北側隣接地に3基を建設する計画で、発電規模は計6900キロワット。市によると、今年3、4月の現地調査で上空を飛んでいるオオタカが2回確認されたが、営巣は見つかっていないという。

 市の当初の調査期間は今年1月から約1年間。県企業局の調査で営巣が確認されたことを踏まえ、繁殖期に当たる来年1~7月の状況も観察する。

 市は「今後、全体スケジュールを見直すが、大幅な遅れにはつながらない。県企業局の建設予定分との複合影響を考慮した調査を進めたい」としている。



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